ヨクト株式会社 | IoTヨガマットを始めたきっかけと目的 has loaded

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Why I Started Building an IoT Yoga Mat


はじめに

僕はヨガを始めて16年になります。
今も毎朝、ヨガと瞑想で一日を始めています。

「怪我を防いで、安全に続けられるヨガ」と「自分の成長を記録して実感できるヨガ」を届けたい。

そんな思いから、IoTヨガマット yoctoMat とアプリ yoctoApp を開発しています。
今日は、その原点を書きます。


デスクワークの限界と最初の違和感

30歳の頃、20歳から続けてきたエンジニアの生活が身体に出ました。
腰の違和感。座り続けるのが急にしんどくなる。

走れば一度は治る。けれど今度は膝を痛める。

仲間とつくったバスケのチームは楽しかったけれど、準備や調整は大変でした。

はっきりしたのは、運動すれば腰は楽になるということだけ。

その時に出会ったのがヨガでした。

色々な流派を調べ、本を読み、僕はアシュタンガヨガを選びました。
マットを買い、家で練習し、スタジオにも通い始めました。


現場で見た矛盾

レッスンを続けると、最初に浮かんだ疑問は「これで合っているのか」ということでした。
先生によって説明は違い、本の質にも差がある。確信が持てない。

そして、もっと大きな矛盾にも気づきました。

健康を目指してヨガを始めたのに、実際には体を痛めてしまう人が少なくない。

手首、肩、足首、膝、腰。中には骨折のような重い怪我も聞きました。

多くの人が「怪我から学ぶことがある」と言います。

IT出身の僕には、とても不思議に聞こえました。
健康のために始めたのに、痛みを代償にするのはとてもおかしい。


自分の怪我と決めたこと

幸い、長い間は怪我なく続けられました。
健康となった実感もあり、その体験を伝えたくて講師にもなりました。

ある日、無理をして手首と肋骨を痛めました。

手首は長引き、肋骨は息を吸うだけでも痛い。

その時、自分が「怪我から学ぶことがある」と言っているのに気づきました。

自分まで同じことを言っている。
その瞬間、これはやっぱりおかしいと強く思いました。
痛みを前提にした学びではなく、安全に続けられるようにしないといけない。


視える化が答えだと思った理由

ヨガ講師はレッスン中、手や足の位置、重心のかけ方を見ています。
誤った荷重配分は怪我に直結します。

ならば視えるようにすればいい。

マット全体でどこにどれくらい圧力がかかっているかを可視化できれば、先生の指導と生徒さんの理解が一致する。

デジタル化すれば記録に残る。3か月後、6か月後、1年後にどう上達したかも確認できる。

AIでデータを解析すれば、体のクセや特徴に合わせて自分に合うレッスンの提案も可能です。

こうして yoctoMat と yoctoApp を作り始めました。

最初の試作は動作も遅く、荒かったし壊れもしました。

それでも「いまどこに重心があるのか」が一目で分かった瞬間、目の前の人の表情が変わりました。

実感に証拠が追いついたのだと思います。


いま、そしてこれから

2025年の今、一応プロダクトもサービスもリリースできました。
未実装の機能はまだ多く、開発と改善はまだまだ続きます。ここからが本番です。

想像してみてください。
もしレッスンの一瞬で腰を痛めてしまったら、その後の日常が変わります。

ヨガのレッスンには、より良い健康と人生を願って、貴重な時間を使って来てくださる方が多くいらっしゃいます。

僕たちは、その時間と人生の一部を預かっている。
だからこそ、より良い体験とレッスンの質の向上に僕達はこれからも向き合っていきます。

人々の心身を健康にする。ヨガとともに、寄り添い歩んでいく。

この思いのもと、痛みなく続けられるヨガを当たり前にしていきたい。

まだまだ道半ばですが、今後ともどうか見守ってください。

現在、私たちは海外への事業拡大を進めています。
ヨガインストラクターの皆さまや、ご協力いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡いただければ幸いです。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。


参考リンク

UAB(米・救急外来データ。外傷は低頻度。高齢でリスク上昇):
 https://www.uab.edu/medicine/news/latest/item/1313-uab-study-finds-yoga-is-relatively-safe-but-know-your-limits

ドイツ全国横断調査(n=1,702。急性21.4%、慢性10.2%。自己流や逆転ポーズでリスク増):
 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31357980/

系統的レビュー(ヨガによる有害事象:クラス中22.7%、12か月4.6%):
 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28958637/

日本の大規模調査(クラス後に約27〜28%が不快症状。多くは軽度の筋骨格系):
 https://www.springermedizin.de/a-large-scale-survey-of-adverse-events-experienced-in-yoga-class/9776608

安全性レビュー(RCT中心。他の運動と同程度の安全性):
 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25766462/

慢性腰痛RCT(ヨガ・ストレッチは自己管理本より改善が持続):
 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3279296/

慢性腰痛のメタ解析(痛み・機能に中等度の改善):
 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29939543/

この記事を書いた人

CEO

河野 敬文

1999年よりエンジニアとして社会人生活をスタート。 14年ほどプログラミングを生業として生活する中、腰痛を患う。その時にヨガに出会い、それ以降ヨガを取り入れた生活を送る。 現在はヨクト株式会社を創業し、エンジニアとして国公立大学のWeb開発や一般企業等のアプリ開発に携わっており、世界初のIoTマットの開発に勤しんでいる。

yoctoMat

とは?

実際に置かれている手や足の位置や体重の掛け方がわかる重心センサー入りのIoTヨガマットです。 実証実験を行い、重心・姿勢が可視化されることでデータを使った質の高いコミュニケーションを実現。満足度が向上したとの結果を得られました。

yoctoMatの上でヨガをすることで自分自身の身体的な幸福、フィジカルをウェルビーイングへ導きます。新しい気づきの連続があなたを待っています。

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